引退を表明したコービー・ブライアント。ラストを飾るシグネチャーの発売が決定しています。
すでに引退ツアーと化している今期のレーカーズ。お世辞にも良いバスケットをしているとは言えません。闘争心の塊のようだったかつてのコービーであれば、若いチームメートを叱責し、周囲が委縮していても不思議ではないのですが、今の穏やかな表情を見ると、何か悟りを開いた境地に立っているようです。
思えばマイケル・ジョーダンが2度目の引退を”LAST SHOT”で飾ったとき、誰しもがまだやれる!と思ったはず。そこが彼なりの引き際の美学があるように思えました。ジョーダンの後を受け継いだコービーは、プレーこそ似ている要素は多々あったのですが、引き際の考え方は大きく異なったようです。ボロボロになって、勝てないと分かっていても、できることを全力で。それはそれで、コービーの人間らしさが垣間見えるようで、ついつい個人的には応援してしまいます。
さて、今作。前作KOBE10同様、フライニットアッパーを継承しつつ、TPU素材織り込むころで、軽量性をのこしつつも耐久性を強化。クッショニングがすぐれたルナロンソールにプラスして、ヒールにはZOOMAIRも搭載。足への負担を最大限なくそうとするクッションシステムへと仕上がっています。
1月9日に世界へ向けて発売予定となっています。
VIA:Kix Square