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90年代、世間を賑わせ絶頂期を迎えたハイテクブーム。”AIR MAX 95″のカルト的な人気は、”スニーカーでお金儲けができる”という”転売屋”たちを生み出しました。当時バッシュを収集、貧乏学生だった自分は、「流行り物に飛び付きたくない」という変なプライドが邪魔をして、一足しか買わなかった(買えなかった?)ことを悔やんだものです。発売当時は、街の靴屋でも普通に入荷があり、懇意にしているショップから聞いた話では、朝に店頭に届くクロネコの荷物まで漁られそうになったとか・・・。ある意味すごい時代でした。
そんな”バブル”を崩壊させた”迷作”が、今回の”AIR MAX 97 SS”。今では”AIR MAX 96 Ⅱ”とリネームされていますが、当初は”AIR MAX 96″の純粋な後継機として登場。前作”AM 95″から、ヒールに配した”デュアルプレッシャーエア”を斜め向きにマイナーチェンジを施し、ランナーの足の運びを分析し、よりピンポイントなクッショニングを可能に。軽量化されたレイヤードアッパーなど、テクノロジーは進化したものの、時代錯誤な”運動靴”的なデザインが”ハイテク”とは対極に位置付けられ、いわゆる”だだ余り状態に”…。ハイテクブーム終焉にトドメを刺しました。ワゴンセールの残骸を見て、ミーハーな私も完全にスルー状態。
(この盛大なギャップはナイキが仕組んだのではないかと思っています笑)
現在のスニーカーシーンでは”AIR MAX 97″と言えば、フルレングスエアを搭載し全く別のシルエットを持つド派手な”シルバー”となったため、完全に歴史に埋没したモデルとなりましたが、コアなファンは復刻を熱望。2016年にソールユニットを現行のものにアレンジしたモデルが展開。あくまで個人的な意見ですが、どうにも中途半端感が…。どうせなら当時”ダサい”と言われ続けたオリジナルのエアユニット、ボテっとしたシルエットで勝負して欲しかったと思っていたところ、ようやく当時のデザインで復刻?との情報が。
ネイビーとレッドのアクセントが仄かにUSAカラーを彷彿させた、”AIR MAX 97 SS”の中では唯一?とも言えるスタイリッシュな最終カラーが、20年以上の年月を経てどのように評価されるか、当時を知るスニーカーファンとしても楽しみです。
2020年の後半に発売予定となるようです。
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