先日来日したマイケル・ジョーダン。彼の伝説はたくさんありますが、この写真のシーンも恐らく伝説として語り継がれることになると思います。
1997年NBAファイナルでJAZZと対戦したBULLS。JAZZのホームコート、ソルトレイクは高地で知られていて、ただでさえアウェイチームには不利。しかもジョーダン自身は、試合前の練習もままならないほどの体調不良。前夜からのインフルエンザのような症状と吐き気、腹痛で立っているのもやっとの状態でした。
実際私も観戦していて、「倒れるんじゃないか?」と思わせるくらいの表情で、ゲーム開始から全くエンジンがかからない状態。シュートを決めても表情は虚ろ。そんな状態で果たして最後まで戦えるのか・・・。
それでも、やはりジョーダンはジョーダン(神)でした…。鬼神のごとくの追い上げで38得点!4Qで試合を決めるショットを決めた際、ベンチに戻るときには相棒ピッペンに抱きかかえられてようやく歩いたという感じでした。
感動以外に何物でもないこのシーンで、彼が着用していたシューズが、この”ful game”と呼ばれるカラーです。(当時はそのような呼び方はありませんでしたが・・・)
その後のオークションで、この日に履いたシューズが1000万ほどになったことも、この日の感動を表していると思います。
来年五月に復刻とのことです。恐らく日本でも発売されると思いますが、激しい争奪戦に発展しそうな予感もしています。