エメラルドの輝きをまとう最新作。
１９９１年にリリースされた”AIR COMMAND FORCE（エア コマンド フォース)。サンアントニオ スパーズに所属した９０年代を代表するセンター”DAVID ROBINSON（デビッド ロビンソン）が着用したことでも知られています。スパーズ一筋、類まれな運動能力と、ピアノやサックスを愛した物静かな佇まい、派手ではなくも支配的なゴール下のプレーはまさに”スパーズを象徴”するプレーヤーとして、後のダンカン、ジノビリ、現在のレナードへとその系譜は受け継がれています。
(David Robinson Quadruple-Double 1994.02.17 vs Pistons – 34 Pts, 10 Rebs, 10 Assists, 10 Blks!)
おじさんNBAファンには堪らないネームでもあり、”走れるセンター”の先駆けとなった彼のプレースタイルは、足首のサポート性とフィット感を重視。”AIR FORCE”系のシューズを着用する中でたどり着いた一足となります。当時の最新テクノロジーを凝縮したハイスペックモデルでしたが、最大の注目ポイントは”空気”を注入できること。
当時、各ブランドがこぞって取り組んだハイテク化にあって、リーボックの”PUMP”による空気注入は一世を風靡。やや出遅れた感があったナイキが送り出したのがコマンドフォースでした。リーボックに負けじと、アッパーのサイドパネルのエアブラッダー空気を送り込こみフィッティング性を向上させる”INFLATABLE AIR FIT TECHNOLOGY”（インフレータブルエアフィットテクノロジー）を搭載しアンクル部のフィッティングが飛躍的に向上。革命的なテクノロジーと履き心地はペイントゾーンを主戦場にした多くのプレーヤーに愛されました。残念ながら、この後リリースされた”AIR FORCE １８０ HI”をもってナイキのエア注入システムは終了しましたが、短命ゆえのインパクトは絶大。２０１４年には待望の復刻を果たしました。
今作はそんなコマンドフォースのオリジナルカラーを、最新テクノロジーを持つ同系列”AIR FORCE 270″に落とし込んでいます。せり出した特大の”エア”は美しいエメラルドグリーン。ミッドソールはスペックル加工を施し美しいグラデーションが印象的。カリスマ的な人気を誇るショップ”atmos”が好んで使うジェイドカラーを彷彿させる美しい仕上がりとなっています。
海外では近日中に発売予定とのこと。真夏にも活躍しそうな爽やかな仕上がりとなっています。
VIA:sneakernews
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